PROJECT STORY 商品開発秘話

新しい仕事の創造×熱意

私たち高儀は「コト」を、考え抜かれた「モノ=道具」で支え続けています。

01 一丁二役くらしの「切る」にお役立ち カッターソー

1980年の発売から現在に至る。
知る人ぞ知るロングセラー商品。

学校教材ルートのお客様から、「生徒の工作用に鋸刃を安全に収納する事が出来て、手軽に使える鋸が欲しい。」との要望があり、開発に着手。

カッター刃のスライド収納にヒントを得て、鋸刃をその機構に組み込み、同じく工作でよく使うカッターは逆面に組み込むという当時では斬新な発想で一丁二役を実現。

プロダクトデザインは国内有数のデザイナーが担当。

国内外のデザインコンペで賞を受賞するなど、機能・デザイン共に独自性の高い商品となりました。

その後、2013年に大幅リニューアルを実施。

使用時の力点・支点を考慮し、リバーシブル機構を採用。

また、鋸を使用する時とカッターを使用する時のハンドルへの力の掛かり方の違いを徹底分析。

それぞれの用途に対応した独自の非対称形状ハンドルを開発しました。

一丁二役の利便性と、一役それぞれの使いやすさを追求した設計思想。
この設計思想をもとに、木を切る鋸刃と草刈の刃を備えたガーデニングカッターソーや木工用刃と金工用刃を備えたリサイクルカッターソーなど様々なシリーズを展開中です。


02電動ドライバーシリーズ

当社オリジナル商品の代表的電動工具ブランド"EARTH MAN"

EARTH MANの一番初めの商品が電動ドライバーでした。

当時、プロがハードユースで使う工具で、とても高価だった電動ドライバーをもっと色んなシーンで多くの人に使ってもらいたい、そんな想いから一般ユーザーでも手に届く電動ドライバーを開発しました。

初代、EARTH MAN電動ドライバー発売から約30年。

当時の想いをそのままに、多くの人に使ってもらえるように考え抜かれた電動ドライバーは、手軽に使える乾電池式ドライバー、家具の組み立てや棚の設置に便利な隅打ち対応機構の充電式ドライバー、電動工具ってちょっと怖いという女性にも親しみを持ってもらえるようなパッケージも本体もキュートなデザインのドライバーなど現在、数十アイテムの電動ドライバーを取り扱っています。

すべての電動ドライバーで、一番こだわっているのが「握り」。

ネジとビットのサイズは国際規定がありますが、手のサイズは人それぞれ。欧米人に比べたら小さい日本人の手に合った握り、華奢な女性の手に合った握り、ごつい職人の手に合った握り。用途やユーザーニーズに応じて、握りやすさを徹底追及しています。


03地場「燕三条」を活かしたコラボレーション

市場活性化を見据えた販売提案などの取り組みをおこなっています。

ベンダー機能に加えて、ユーザーが手にしやすい商品をメーカーとして開発を進めている一方で、燕三条にある仕入先様とは、商品の共同開発や小売店に向けて、市場活性化を見据えた販売提案などの取り組みをおこなっています。

単に価格だけを求めて海外で製品を作る事だけでなく、国内仕入先様、特に地場産業の継続的な発展にも目を向けながら、購入しやすい商品から本物志向の商品まで、バランスの良い商品開発を心掛けています。

品質が優れた商品をはじめ、特長的な商品をプライベートブランドにする事で品質の向上、仕入先様としては販路拡大というメリットがある開発を進めています。

150余年の歴史を持つ当社ですが、その歴史の多くはベンダーでの高儀として仕入先様と歩んでいます。

自社の成長だけでなく、仕入先様の立場や背景も考慮しつつ地域の代表企業として地場の成長への責任も担っています。

この活動が評価され、地域未来牽引企業に選定されました。